えにしんぶん7月号!!

挨拶

じめじめと蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今月は私も大好きな「トマト」のお話をしたいと思います。トマトの生まれ故郷、原産地は南米アンデス山脈の高原地帯、ペルーなどに野生種が多く自生する事から、この地帯が原産地と考えられています。この辺りは砂漠に似た乾燥地帯ですトマトがどのようにしてヨーロッパへ広がったのか?これには1492年のコロンブスによる新大陸発見が大きく関係しています。コロンブス以降、大勢のスペイン人が続々と新大陸に押し寄せ、その戦利品のひとつとしてトマトを持ち帰り、ヨーロッパに広めたと考えられています。ヨーロッパでトマトを食べるようになったのは18世紀になってからの事と言われています。なぜ、トマトがヨーロッパに持ち込まれてから200年もの間、食用として受け入れられなかったのでしょうか?その理由は強烈な匂いやあまりに鮮やかな赤い色への抵抗感、さらにナス科の植物には麻酔作用や幻覚作用のある植物が多かったことから、トマトも有毒植物であると信じられていたのでは、と考えられています。一説によるとヨーロッパでトマトをはじめて栽培し食用としたイタリア人は、飢饉のためしかたがなくトマトを食べたといわれています。日本にトマトが伝わったのは17世紀半ばで、徳川四代将軍・家綱のおかかえ絵師・狩野探幽が「唐なすび」と呼び、1668年にスケッチしています。文献でもっとも古いものは、江戸前期の儒学者・貝原益軒の『大和本草』(1709年)で、「唐柿」と紹介されています。最初はヨーロッパ同様、観賞用として珍重されていました。食用になったのは明治以降で、キャベツやたまねぎ、アスパラガス、にんじんなどの西洋野菜と共に改めてヨーロッパやアメリカから導入されたそうです。β-カロテンなどの仲間のリコピンはカロテノイドの中でも抗酸化作用が高く、同じく抗酸化作用を持つビタミンEの100倍以上!健康や美容の面からも、ぜひ積極的に取り入れたいものですね。

 

えにし看護師の役立つ情報のコーナー

「熱中症対策」

口腔ケアというのは、口の中の歯の周りや舌の表面といった部分の汚れや細菌を取り除く事を言いますが、その目的は虫歯や歯周病を予防し、それらの進行を遅らせるという事だけではなく、最近は虫歯や歯周病が様々な全身疾患と関係があり、口腔ケアを積極的にする事によって全身の状態も良くなるという事がわかったのです。それでは具体的にどのような疾患を予防、改善できるかというと、まず誤嚥性肺炎です。高齢者は飲み込む力が弱く、のどの反射も弱い為、細菌を含む食物や唾液を誤って気管に入れてしまいがちです。誤嚥しにくくする事も大事ですが、たとえ誤嚥しても肺炎に移行しないように口腔内の細菌数を減らしておく事は効果的です。次は心臓の病気の一つである感染性心内膜炎です。心不全や心臓の人工弁置換術を受けた人は、血管の中の細菌が心臓の膜や人工弁に付着して感染性心内膜炎を起こす事があります。この細菌の4割は口の中の細菌なので、常に口の中を綺麗に保つ事が大切です。その他、動脈硬化、糖尿病なども、口の中の細菌や歯周病などの口の中の慢性的な炎症病巣で産出される「炎症性サイトカイン」という物質と関連している事がわかったのです。そして、歯の無い場合はきちっとした入れ歯を入れて食物をしっかり噛む事によって認知症の発症を予防したり、進行を遅らせたりする可能性があります。このような事から、口腔ケアをして口内環境を整え、しっかり噛む機会を増やし、人との会話を楽しむ事は、全身疾患の予防になるというだけでなく生活の質を向上させることにも繋がるのです。

 

☆行事もイロイロ☆

7月 1日~31日   各種クラブ活動

7月 4日        ボランティア公演

7月 6・8日      作品展見学

7月 20日       誕生会

7月 22日・23日  スイカ割り大会

8月 5日(月) ケア理容師による散髪

                 (有料)

 

今月利用空き状況

定員25名

月曜日・・・2名

火曜日・・・6名

水曜日・・・4名

木曜日・・・7名

金曜日・・・6名

土曜日・・・3名

発行日現在