えにしんぶん令和2年3月号！！
挨拶
みなさん、こんにちは。今回はコロナウイルス（COVID－19）についてです。2019年12月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生し短期間で世界に広まっています。日本国内では2月1日より感染が確認された際に強制的な入院などを勧告できる“指定感染症”に定められています。コロナウイルスはヒトを含めた哺乳類、鳥類などに広く存在するウイルスで、特徴としてエンベロープ（ウイルス表面の脂質性の膜）上にコロナ（王冠）のようなタンパク質の突起を持つ特徴があり、これが名前の由来にもなっています。コロナウイルスを含めエンベロープを持つウイルスはアルコールで失活するという特徴と、変異を起こしやすいという特徴があります。2002年に中国広東省から発生したSARS、2012年に中東地域を中心に発生したMERSなどもコロナウイルスの一種です。感染経路は主に飛沫感染と接触感染（感染者の咳やくしゃみによって飛散した唾液や痰などに含まれるウイルスを飲み込んだり、触れたりすることによって感染すること）また感染してから症状が現れるまでの期間は3～14日ほどとされており、その間も感染を広げる可能性も示唆されているのが現状です。発熱（37.5℃以上）、喉の痛み、咳、痰、息苦しいなどの一般的な肺炎症状が見られるケースが多いとされていますが、症状がほとんどない感染者も報告されています。診療に当たっている医師チームの見解によれば非常に強い頭痛や倦怠感、発熱が長引く傾向にあるとの意見もあります。新型コロナウイルス感染症の診断は3月6日から公的保険を適用されるようになりましたが、すべての人が検査を受けられるのではなく、37．5℃以上の熱が高齢者で2日、その他の人で４日程続いた場合、現在全国にある設備や人員などの体制が整った「帰国者・接触者外来」か、同様の機能を持つ医療機関で、医者が検査が必要と判断した場合に限られます。そのほかにも肺炎の重症度を評価する目的で胸部レントゲン検査、胸部CT検査などが行われるのが一般的で、体に起きている炎症の程度を調べるために一般的な血液検査なども適宜実施されます。新型コロナウイルス感染症の治療方法は現時点では確立していません。このため、現時点では、発熱に対する解熱鎮痛剤、呼吸困難に対する酸素投与や気管挿管、脱水に対する補液などそれぞれの症状を改善する対症療法が行われます。現在、抗HIV治療薬の一種である“カレトラ”と呼ばれる薬が新型コロナウイルス感染症に効果があるとして臨床試験が行われています。また、各国ではワクチンや治療薬、迅速診断キットの開発が本格的に開始されています。次ページ「えにし看護師の役立つ情報のコーナー」では、コロナウイルスの予防方法についてお話し致します。
えにし看護師の役立つ情報のコーナー
「コロナウイルス」
コロナウイルスを予防する
コロナウイルス感染予防としては、できる限り一日に何度も手を洗うことです。外から帰ったら必ず口をゆすいでからうがいをし、水やぬるま湯で手をぬらし、石鹸を泡立てて20～30秒間まんべんなく手をこすり、十分に洗い流します。また、ウイルスはあらゆる所に付着している可能性があります。ウイルスが付着した手で顔を触れば、目、鼻、口の粘膜を通してウイルス感染する恐れがあります。顔を触る必要がある場合はまず手を洗い、感染を防ぎましょう。コロナウイルスの一般的な症状は咳やくしゃみです。咳やくしゃみをすると空気中にウイルスが排出されるため、感染のリスクが高まります。咳やくしゃみをしている人のそばに寄らないようにしましょう。コロナウイルスの粒子は非常に小さく、長時間空気中を浮遊する事が出来るため、それを吸い込んでしまう可能性があります。厚生労働省の政府の専門家会議によりますと、感染した人達の集団「クラスター」や軽症者が気づかないうちに感染拡大に重要な役割を果たしてしまっている、という見解を公表しました。ライブハウス、カラオケボックス、立食パーティー、スポーツジムなど人が集まる風通しの悪い場所に行かないよう呼びかけています。また職場や何人も人のいる室内では、天気が良ければ可能な限り窓を開けて部屋を換気しましょう。空気を入れ替えれば感染するリスクを最小限に抑える事が出来ます。また、外から帰ったら着替えをする、口内を清潔にする、体調が良ければ毎日入浴する、十分な睡眠をとって免疫機能をあげるなど、このような様々な予防対策をとって感染を防いでいきましょう。
★行事もイロイロ★
３月 １日～３１日 各種クラブ活動
３月 ２・３日 ひな祭り
３月 １７日 誕生会
３月 ２３・２４日 季節の創作
４月 ６日(月)ケア理容師による散髪（有料）
利用空き状況
定員２５名
月曜日・・・3名
火曜日・・・7名
水曜日・・・6名
木曜日・・・8名
金曜日・・・５名
土曜日・・・3名
発行日現在
発行日現在