えにんぶん 3月号!!
ご挨拶
野山の緑がしだいに色濃く染まっていくのがとても楽しみな季節になって参りました。
冬の渡り鳥は北方に渡って行き、春の鳥たちが囀り始めます。ウグイスも春を告げる鳥です。
冬に雪が降るような場所に住むウグイスは、冬の間は南の方や低地の暖かい場所に移動し、主に公園や河原のような場所で生活します。そして、春になって日が長くなると、元の場所に移動して繁殖を開始します。実は、ウグイスの雄は、繁殖地に戻る途中にもさえずることがあります。春先に、人家の庭や公園のような場所で、ウグイスのさえずりが聞かれるのはこのためです。繁殖期の雄は、なわばりの上空をタカが飛んだり、人がなわばりに近づいたりすると、さえずりとは別のけたたましい鳴き方をします。この鳴き声は、「ウグイスの谷渡り鳴き」と呼ばれ、一種の警戒声であると考えられます。繁殖期が終わると、ウグイスの鳴き声も変わります。冬に人家の庭や公園などでウグイスを見かけたら(といっても姿を見るのは結構むずかしいのですが)、「チャッチャッ」という小さな声で鳴いていないか聞いてみてください。この鳴き声は、「ウグイスの笹鳴き」と呼ばれます。「笹鳴き」も、上の「谷渡り鳴き」と同じく、警戒の意味を持っており、これら二つの鳴き声は、基本的には同じ声であると考えられます。しかし、「谷渡り鳴き」は繁殖期の雄だけが、そして、「笹鳴き」は冬期の雄、雌、若鳥だけが使うという違いがあります。たぶん、繁殖期の雄以外は、大きな声を出して自分を危険にさらすようなことはしないのでしょう。
この、当月の「えにしんぶん」の見出しの写真、どちらがウグイスでしょうか? 正解は!
右がウグイス、左がメジロ。ウグイスはけっこう地味な色味(茶色に近い緑)で、メジロは明るい緑色。目の周りが白いからメジロ。ウグイス色とメジロ色が混同されていますが、これには諸説あって、最も有力な説は「ウグイスの鳴き声に似合う色の鳥がメジロだったため、メジロをウグイスだと思い込んでしまった」そうです。
えにし看護師の役立つコーナー ~いつのまにか骨折⑶~
<食事療法>
骨粗鬆症の治療は食事療法、運動療法といった生活習慣の改善と薬物による治療を組み合わせて行われるのが一般的で、どれも非常に重要な治療です。食事療法では、カルシウムだけではなく、他にもバランスよく栄養を摂る必要があります。カルシウムは骨を造っている栄養素で、骨粗鬆症の予防や治療に欠かせません。成人男性で1日650~800mg、女性では650mgを摂ることが推奨されています。けれども、丈夫な骨を保つためにはこれに約100mgを上乗せし、750~900mgを摂ると良いとされています。骨粗鬆症の食事では、カルシウムの吸収を助けるビタミンD,骨を造るのに重要なビタミンKを多く含む食品を摂る事も大切です。それ以外にも野菜や果物、タンパク質など様々な食品をバランス良く摂ることが基本になります。
<運動療法>
運動による適度な刺激により、骨量を増やす効果が期待できます。また、バランス運動やストレッチなどを行う事で骨折の原因となる転倒の危険性が減る事も分かっています。ただし、背中や腰に痛みがある方は、無理せずに行える範囲で運動しましょう。
<薬物療法>
骨粗鬆症が原因で骨折したり、骨密度が基準値以下の場合、骨粗鬆症治療薬による治療が必要です。
★行事もイロイロ☆
3月 1日~31日 各種クラブ活動
3月 2日・3日 ひな祭り
3月10日 誕生会
3月15日・30日 ボランティア公演
3月20日・21日 季節の創作
4月 3日 ケア理容師による散髪(有料)
利用空き状況
定員27名
月曜日・・・3名
火曜日・・・1名
水曜日・・・4名
木曜日・・・3名
金曜日・・・0名
土曜日・・・0名