えにしんぶん 5月号!

挨拶

今年も早、5月。夏を思わせる陽ざしに、早くも日陰が恋しいくらいですね。今月の5月29日は「呉服の日」です。完全な語呂合わせです。呉服は着物を総称する言葉として使われていますが、呉服とは、中国の呉の国から伝わった製法で作った織物という意味です。現代では若い人はお茶・お花・踊りの稽古の時やお呼ばれ、パーティーの時など特別な時しか着ない呉服ですが、そもそもそんなに古い歴史がある訳ではありません。現在着られているような形の着物はせいぜい江戸時代からです。その呉服の中でも代表格といえるのが友禅ですが、これは京都の京友禅と金沢の加賀友禅に分かれます。これはどちらも同じ人物、宮崎友禅斎が興したもので、だいたい元禄年間(1688-1704)に京都で京友禅を始め、正徳2年(1712)に前田家に招かれて加賀に移り、ここで加賀友禅を始めました。友禅は糊置きの技法により色が散ったり混ざったりしないようにして多彩な柄を表現するもので、基本的な技法は江戸初期からあったらしいのですが友禅斎がその技法を完成したことから彼の名前が残されています。着物と呉服はよく似た意味合いで用いられていますが、着物とは国際語としても通用する日本の伝統的な服装のことです。元来、着物は読んで字のごとく「着る物」を意味し、衣服全般をあらわす言葉でしたが、現代では世界的にも日本を象徴する服装として広く認知されています。着物は和服とほとんど同義語として用いられています。もともと和服とは、明治時代に西洋文化とともに日本へ持ち込まれた洋服の対義語で、従来の服装と区別をするため使われるようになった言葉です。時代を経て、洋服が日常生活においてスタンダードな服装として用いられるようになると、着物という言葉の意味が徐々に和服を意味する言葉として変化していきました。現代は着物も呉服も日本の伝統ある服装の総称として使われています。しかし長い歴史を紐解くと、着物は衣服全般を、呉服は反物や織物を指しており、元来の意味は全くの別物であったといえます。

えにし看護師の役立つコーナー「はしか」

はしかが3月末に沖縄で見つかってから、全国に広がって4月末までに少なくとも11の都府県で100人以上が感染する事態となっています。はしかになると、まず28~39度前後の発熱が続き、全身の倦怠感、そして、咳、鼻水、くしゃみ、下痢、腹痛を伴う事も多くみられ体が消耗します。その後発疹が全身に広がり、熱は発症から10日前後長引くことになります。熱が下がっても、発疹が消えるのには時間がかかり、しばらく黒ずみ長引きます。注意しなければならないのが合併症で、はしかのおよそ3割に出ると言われています。合併症の半数は肺炎です。はしかのウイルスは非常に感染力が強く、飛沫感染だけでなく、空中を漂うウイルスを吸うだけで感染します。日本でワクチン接種が始まったのは1978年なので、多くの人が抗体を持っています。ですので、再びはしかにかかる可能性は低い為、高齢者にはしかが少ないのです。

 

★行事もイロイロ★

5月 1日~31日  各種クラブ活動

5月  4・5日    端午の節句

5月  9・10日   おやつ作り                

5月 17日・24日  ボランティア公演

5月 19日      誕生会

6月 4日(月) ケア理容師による散髪(有料)

 

利用空き状況

定員27名

月曜日・・・1名
火曜日・・・5名
水曜日・・・4名
木曜日・・・5名
金曜日・・・2名
土曜日・・・3名